何がきっかけで、何が初めてだったのかは、正直、あまり前のことではっきりは覚えていません。
つまりかなり若い頃から気軽にキャッシングを利用していたということでしょう。
思い当たることは、成績によって給料が上下する個人経営的な営業職だった頃に、おそらく成績不振の時であっても定額で必要となる生活費の補てん、また営業職ゆえの仕事を取るためのお客さんとの交際費に充てていたのだと思います。
気軽に利用していたキャッシングなどの借金などは「コツコツ返していけばそのうち無くなるんだから大丈夫。」との自分の甘い考えがそもそも大間違いでした。
一度借りれば二度、三度と、その場を凌ぐために繰り返し、その感覚はマヒしてしまうものでした。
気がつくとその金額は膨れ上がり、毎月、貯金通帳に印字された返済のための口座振替の金額を見ては「借りすぎなきゃよかったかな~。」と大きなため息をついていました。
キャッシングで借りたお金を毎月返済していたという事実があったのに、過払い金を請求できるということを知った時、どこにどうやって相談していいものか分からず悶々としていました。
相談してみようと思ったのは、別に借金を踏み倒すとかいった悪いことをするのではないということを自分に言い聞かせて一歩前に進んでみました。
一歩進んでみたら、返金される額の多い少ないではなく、どこか気持ちがすっきりしました。