「コロナ禍の過払い金請求はどうなるんだ」といった体験談も多く頂いています。
特に、感染リスクを高めるオフィスでの面談を気にされる人が目立つ印象です。
こちらではそんな「コロナ禍と過払い金請求」の体験談をご紹介します。
「コロナ禍過払い金」の体験談の声1
過払い金請求では面談が必要だけど、コロナがこんな流行ってる状況でも事務所に行って対面しなきゃいけないの?
司法書士
あいきんくんコロナの大流行がはじまった令和2年から、面談の規則が変わったんだ。まず、面談の先延ばしが決まった。先延ばしが許された期間の請求は特別に面談を飛ばして手続きを進めることができた。
相澤法務事務所では、当分の間「特別対応期間」として、WEB面談(Zoom・LINE・Skype・Teamsなど)のツールで対応しているから、感染リスクが怖い人は安心して。
じゃあ一回も事務所に行かず、家からも一歩も出ず手続きを終えられるんだね。
司法書士
あいきんくん特別対応期間中はね。面談先延ばしにした人は、過払い金が返金されるまでに本人確認のための面談を終わらせる必要があるよ。
過払い金請求の面談は本人確認のためにあるもの。
従来は事務所に来てもらう対面形式で行っていたけど、コロナ禍では難しいということで、WEB面談やLINE面談で対応可能になった。
このWEB面談は、コロナ感染リスク防止対策の一環として導入したわけだけど、地方在住者のような都内の事務所に足を運ぶのが難しい人でも気軽に利用できるよ。
本人確認は、本人のみ受け取れる仕組みの「本人限定受取郵便(特例型)」という方法で厳格に実施している。
「コロナ禍過払い金」の体験談の声2
コロナ禍で世間全体が自粛モードだから、当然過払い金請求でも手続きが遅れたり、いろいろ影響ありそうだけど・・・
司法書士
あいきんくんやっぱり一番大きかったのが裁判所だね。令和2年5月の緊急事態宣言下では裁判所も業務がストップしたから、訴訟提起を選んだ人はその影響が避けられなかった。
訴訟提起しない任意交渉でも、業者側がテレワーク体制になったことで事務処理が追いつかず、1ヵ月以内の遅延が発生したこともあった。
そんな状況で、過払い金の返還はちゃんとされるの?
司法書士
あいきんくん対応が遅れたとはいえ、返金は予定どおりされている。仮に入金が遅れそうになったときは速やかに報告することになってるし、心配な人は問い合わせてほしい。
現状、相澤法務事務所で業務の遅延などは発生していない。
けれど、テレワークを導入したばかりの業者、緊急事態宣言を受けて業務がストップした裁判所が影響を受けたことで、手続きの遅延は避けられなかった。
今もまだコロナ感染が収まらず油断できない状況だけど、手続きに影響が出てそうな場合にはHPで情報発信を心がけ、理解の促進と不安の解消に努めている。訴訟するか直接話し合うかも、時と状況に合わせて望ましいほうを提案するスタンスに変わりなく、要望があれば遠慮なく相談してほしい。
「コロナ禍過払い金」の体験談の声3
いろいろ迷って過払い金請求控えていたけど、コロナで収入が減ったし、もう迷ってる場合じゃなくなった。
司法書士
あいきんくん現在でも100万円の過払い金が戻ってくるケースは少なくない。もちろん個人差がある話だけど、収入の足しにはできるんじゃないかな。
コロナで大変になった人は多いけど、貸金業者のほうも大変なんじゃ? 倒産のリスクはない?
司法書士
あいきんくんそれは今のところないみたいだね。反対に、お金を借りる人が増えて金融業界は忙しくなったみたいだよ。前に武富士が倒れたときの状況になるとは思えないね。
コロナをきっかけに、これまでしぶっていた過払い金請求を決断したという人もいる。
収入減というリスク以上のリスクが過払い金請求にあるとは思えないので、今お金が足りない人は積極的に動くことをおすすめしたい。
一時期は貸金業者の倒産リスクも考えられたけど、その心配は当分の間、しなくていいだろう。
まだ予断は許さないけど、今のところ業者が倒産するような兆しはないから、気をつけるべきはやはり時効リスクということになる。
こっちは倒産リスクよりはるかに現実的だから、早めに動くようにしたい。